任天堂のちょっと良い話

turkey_hate2007-11-02

語り継がれる任天堂伝説。
出所はブログだったり2chだったり。
本当かどうかはわかりませんが、本当であって欲しい!と思う話の数々。

心がほっこりします。

ピコーン。

93年だったか94年だかに弟が小3の時に車に跳ねられて乗ってた自転車のカゴからGBが転げ落ちて、アスファルトで削られボロボロになったんだよ。
弟が病室でボロボロになったGB見て泣きながら電源入れたんだよ。
カチッ・・・ピコーン。
それでも起動すんのな、GB。
それを修理に任天堂に送って数日後、任天堂の人から電話があったらしいのな。
「あまりにも凄い事になってるから、原因を聞きたい」とかなんとか。
母が「息子が事故にあって」って言うと修理費はいらんと。
結局こっちが負担したのは送る時だけの送料だった訳だよ。
その時は「すげーなー」位の感想だったんだが、就職して社会とか商売ってのが少しずつ判りだしてから、子供相手の商売ってこう言う事なんだなと思った。
どこぞの偉いさんは、お子ちゃま向けと言ったが子供相手に商売するって事は、子供の後ろにいる親に商売するって事なんだよ。
この一件で一番驚いたのはメモに直筆で「○○君へ、車には気をつけてね。横井」とあった事なんだよ、
もしあの横井軍平さんならなんて皮肉なんだろうと思う。

おかん

小学生の時、ファミコンが故障した。
それでおかんに修理出してきて、って言って俺は友達の家に遊びにいった。
普段ファミコンショップなどに修理に出すが、おかんはあまり機械に詳しくなかったらしく、任天堂の本社までいってしまったw
普通なら門前払いだが、なんと任天堂の社長室まで招かれ、社長が出てきて、
「いつもありがとうございます。確かに修理お預かりします」
といわれたらしい。あまりに腰の低い社長におかんはびっくりしたらしい。
今思うと、子供のためとはいえ本社までいってくれたおかんに感謝したい。

修理代

大昔消防の頃ディスクシステムのあるゲームを発売日に買ったら一週間くらいで傷を付けてしまって読み取り不能になった。
で、半べそかきつつ説明書の最後の方に
「故障したらここに連絡を」
と書いてあったので任天堂に電話してみた。
説明書には
「自分の不注意で壊した場合は送料と手数料を負担すれ」
と書いてあったけど、正直に発売日に買って一週間目に自分の不注意で壊した、と告げたら
「とりあえずサービスセンターではなく任天堂本社まで送ってください」
と言われたので送ったら一週間くらいして 任天堂から荷物が。
開けて見たら新品のソフト+此方が送った時にかかった送料+マリオのグッツ+お手紙」が入ってた。
お手紙には本社の宮本って言う人の直筆で
「せっかく発売日に買って、楽しく遊んでいたのに壊れてしまって残念だね。
 君は小学生だからお金が無いでしょう?
 お金が余り無い中ゲームを購入してくれた君から修理代を取る事は出来ません。
 今回はおじさんが直して上げるから今後は取り扱いには注意してね」
って書かれてた。他にもマリオの事とか今作っているゲームの事とか色々書いてあった。。。
正直( ゜д゜)ポカーソとなった。
その製品、任天堂の物じゃなかったのに。。。
って言うか説明書に載ってた電話番号に電話したら出たのがあの宮本さんっだったらすぃ(何故
感動すた!!

もとどおり

先日うちのボウズがですね、大事にしていたDSライトとか言うゲーム機を壊したんですよ。
ヒンジのトコからバッサリ折れちゃった(−−;。
大切にしてたから、泣きまくりですよ。
結構何でも直す自分にも相談に来たんだけど、ソフト基盤までいっちゃってるから「こりゃムリ」となってメーカー送りにしたんです。
ちなみにとっくに保証期間は過ぎてます。
ま、ユニット交換だから直るだろうけど、交換した部分だけ新ピカじゃカッコ悪いから、どうせなら余分にお金払って樹脂の本体カバーは全部換えてもらおうとか思ってたんですよ。
品物送って、見積もりもらって、そんで修理するか決めるって流れなんだけど、とりあえずダメ元で1500円以下なら連絡なしで直してイイよってしてたんす。
そんな金額で直りそうもなかったしさ。
連絡ないなーとか思いつつ待っていたら、、、来ましたよ。
連絡でなくて、修理されたゲーム機が戻ってきたんです。
綺麗な化粧箱に入れられていた現品を見てびっくり。
全部ケースが交換されて、外観は完全に新品状態。
しかも、請求額・・・・・ゼロ。
それだけなら、「儲かってやがるなー」で終わったんですよ。
びっくりしたんです。
なんと、、、ボウズが一生懸命にベタベタ貼っていたシールが
ですよ、、壊れたゲーム機から綺麗に剥がして、ほぼ同じように
貼り直してあったんですよ。
子供達の「オレの!♪」っていう気持ちを大事にしてくれてるんですね。
ピカピカの新品を送り返すのでなくて、愛着を持ってくれている状態に
まで戻して発送する。
しかも、シールがホントーに綺麗に貼りなおしてあってですね、、、。
思わず、目頭が熱くなりましたよ。歳を取ると涙もろくなってねぇ、、
こういう仕事、決してニンテンドーのお偉いさんがやってる訳じゃないですよね。
何とか長とかでも何でもない、一社員さんがやってくれてるんです。
「仕事だから」「こうやれって言われてるから」ってやってる仕事の出来栄えじゃないですよ。
送り返してそれを見て喜ぶ子供の顔を想像しながらやってるから出来る仕事ですよ。間違いない。
その出来栄えから、子供に対する愛情を感じました。
箱を開けた瞬間のボウズの表情、やってくれた人に見せたかったです。
ニンテンドー、正直好きな企業ではありませんでした。
垢抜けない会社だなって感じで。
でも、完全に見直した。